こんにちは。希流ハヤです。
多くのイラストレーター、絵描き、はたまた漫画家の方など、
普段から作画のための画像資料を使用しながら作品の制作を行っている方に向けた記事です。
その多くの方はWindowsのファイルエクスプローラーを使ってフォルダに画像を保存し、資料を管理しているかと思います。
しかし、ファイルエクスプローラーでの管理には個人的に不便さがあり、方法論としては限界があるのではと感じています。
私の主張としては、PureRefといったボード型の画像閲覧アプリがせっかくあるので、
今の時代は「ボード!ボードで画像資料を管理しろ!」
というお話です。
windowsのファイルエクスプローラーの欠点
画像をアングルごとに整理しづらい
おそらく多くの方は、こんな風にフォルダにカテゴリ分けして画像を保存している方が多いのではないでしょうか。
そして、フォルダを開くと……
こんな風に画像が表示され、この中から作画資料として使いたいアングルの画像を選び、表示する、という手段をとっている方が結構多いのではないかと思います。
ただ、上記の例はまだ見やすい方です。
画像資料が増えてきたりすると、こういう整然としたフォルダではなくなります。
ファイルエクスプローラーは「名前順」や「日付順」といった形で並べ替えることしかできないので、画像資料が増えてくると…
資料のアングル等が雑多になってしまうことが多く。かなり見づらいです。
もう画面がぐちゃぐちゃで整理されていないので、目的の画像を探すのが面倒になってしまいやすくなります。
ソート機能も限定的なため、用途別に自由に並べ替えることが難しく、目的の画像を探し出すまでに時間がかかることも少なくありません。
ボードアプリ資料管理の利点
ボード管理だとアングルごとに画像が整理できる
しかしながら、ボード上に画像を自由に配置すると、どうなるでしょうか。
上は、ためしにPureRefで先ほど画像で示した「腕」の画像フォルダの中身を整理したものです。
ボードで資料を整理すると、アングル別に並べたりすることができるため、視認性が高い配置にすることができます。
一目で目的の画像を見つけやすくなると思いませんか?
資料の探索性が激上がりです。
ボード上の画像配置を保存しておける
また、Purerefでは、この画像の配置ごと設定をpurファイル(PureRef save File)として保存しておけます。
この「pur」ファイルを開くことで、自動的にPureRefが立ち上がり、前回までに配置整理したボードを展開する事ができます。
資料ボードが成長していく
画像資料の配置を保存しておけるということは、それすなわち資料ボードが成長していくということを意味します。
先ほどの「腕」についてまとめた資料ボード見てみましょう。
この資料ボードを何度も参照していると、「んー……女性の腕の資料の『斜めアングル』が足りないなぁ」
といったことに気づいてきます。これは、ボード上で整理され見やすくなったからこそ出てくる気づきです。
そこで、この資料ボードを使用するたび少しずつ資料をボードに足していく、ということが必要になってきます。
これこそ、使えば使うほどにボードが成長していくという体験そのものです。
「アングルごとに画像を整理する」といったことが簡単に可能だからこそ、こういった足りない資料を都度把握し、適切な配置にまた足していくということが可能になってきます。
(補足)ボード上に他のボードへのリンクを貼る
また、PureRefではできませんが、私が使っているobsidianというアプリでは、ボード上に「他のボードに移動できるリンク」を貼ることが可能です。
上記は、「腕」の資料ボードを、アングルごとにまとめた別ボードにリンクさせ移動している例です。
これはボード上の画像をさらに深く、詳細に整理することが可能になります。
別ボードへのリンクを使用することによって、実質的にボード空間が無限に広がるのです。わくわくしませんか?
obsidianをイラストの画像資料管理に使用する例を私自身が発信していますので、ぜひフォローください!
まとめ:ボードを活用して資料管理を最適化しよう!
資料管理はイラスト制作において重要な要素です。
ファイルエクスプローラーの限界を感じている方は、ぜひ画像資料のボード管理を試してみてください。
視覚的な整理によって、制作の質とスピードを向上させる手助けとなるでしょう。
それでは!
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